Android、iPhoneなどのスマートフォンや、GALAXYやiPadやなどのタブレットといったモバイル端末からSalesforceを利用したいというニーズは日に日に高まっています。
HTML5でタッチデバイス対応のインターフェイスを提供する「touch.salesforce.com」の発表も行われましたが、日本で利用するにはもう少し時間がかかりそうですね。
私の携わっているプロジェクトでも、アプリのスマートフォン対応を検討することになり、調査をしました。
すこし分かりにくい部分もありましたので、まとめておこうと思います。皆様のお役にたてれば幸いです。
まず、モバイル端末でSalesforceを閲覧するには、いくつかの方法がありますので、それぞれの方法の特徴と違いをまとめてみます。
1.携帯のブラウザで閲覧する。
これは、AndroidやiPhoneにデフォルトでついているブラウザで閲覧する方法です。
画面が小さいため、見るのが多少つらいですが、アプリ側の対応や、Salesforceでの管理コンソールでの追加設定も必要なく、一番安価にスマホ対応を実現する方法だと言えます。
ただ、この方法のデメリットは、IPによるアクセス制限が難しいことです。 アプリケーションで、IPによるアクセス制限を行っている場合、モバイル端末からのIPを特定することは困難です。
このような場合は、端末情報によるアクセス制御を行える、「Salesforce Mobile」アプリを利用した方法がよいと思います。
2、アプリケーション「Salesforce Mobile」を利用する。
これは、Salesforceが無料で出しているネイティブアプリである、「Salesforce Mobile」を利用する方法です。
アプリのダウンロードは無料ですが、利用するには、ライセンス料金がかかる場合があります。
Salesforceのタブが、以下のようにアプリによって表示されます。
表示させるタブは、モバイルごとに定義できますので、PC版とモバイル版で、表示するコンテンツを切り替えることも容易です。
ブラウザで閲覧する方法よりは、狭い画面を有効に使えると思います。
また、ネイティブアプリなので、端末のデバイス情報を取得、送信することが可能ですので、端末認証によるアクセス制限を行うこともできます。
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3.iPad専用の場合は、「Salesforce for iPad」を利用する手も
「Salesforce for iPad」はSalesforceから無料で出ている、iPad専用アプリです。
タブをクリックした際の描画にはiOS内部のブラウズ機能を利用しているだけだと思われますが、タブの表示はiPadに特化されています。
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いかがでしたでしょうか。
次回は、特に、Salesforce Mobile方式について詳しく解説し、気になる部分であるライセンスについても言及したいと思います。