Salesforceでは、ライセンスという概念があり、購入したライセンスの数だけ、ユーザが使用することができます。
また、本番組織と、検証環境の概念に近い、Sandboxという環境があります。
Sandboxは、便利なことに、本番組織の設定をコピーして作成可能で、「リフレッシュ」という機能を使うと、
本番の設定を反映させることもできます。
このリフレッシュを行うと、ライセンスの数も同期させることができますので、たとえば、
「最初に本番のライセンス10個で契約し、Sandboxを作成したが、その後、20個追加した。検証環境でも、30名のユーザがテストしたい」
といった要望には、Sandboxのリフレッシュで対応することができます。
でも、検証環境ですから、いろいろな機能を開発していますので、本番の設定をリフレッシュしたら、その設定や機能が上書きされてしまうので、リフレッシュしたくないという場面のも多いですよね。
そのようなときには、「Match Production Licenses」というボタンを使うとSandboxの設定はそのままで、ライセンス数だけを同期することができます。
「Salesforce Summer ’15」でリリースされた機能で、「組織プロファイル」⇒「組織情報」をたどると、「本番ライセンスに一致」というボタンがありますので、これを押下することでライセンス数の同期が可能です。
ただし、このボタンは、本番環境とSandboxのバージョンが一致しているときにしか表示されませんので、表示されていない場合は、両者のバージョンが同じでないと思われます。
その場合は、Caseを立ち上げて、Salesforceのサポートにお願いすればすぐに反映してくれますよ。